未経験2年目で月収70万円も。東京太陽のタクシー運転手は、どう営業収入を伸ばしているのか
東京都葛飾区に営業所を構える東京太陽株式会社は、258両・約670名を擁するタクシー事業者です。国際自動車(KMグループ)のパートナーズ会社として、都心部を中心に営業展開しています。
今回は統括部長の仲村さんに、営業収入を伸ばしているドライバーの共通点と、未経験から活躍している方の事例を伺いました。
都心部を中心に。営業する場所が営業収入を左右する
——ドライバーの方は、どのエリアで営業されるのでしょうか
やはり都心部への移動を希望されるお客様が多いので、新しく入社された方にも都心部を中心とした営業展開をお勧めしていますし、教育もそのように行っています。
私たちは国際自動車のパートナーズ会社です。KMグループを指名してご乗車いただくお客様は都心部に多く、KMグループのタクシー専用乗り場も都心部を中心に設置されています。
1回の乗務でお乗せできるお客様の数は限られていますから、その中で少しでも多くご利用いただくなら、やはり都心部での営業が効率がいい。そういう考えで、添乗指導も行っています。
——専用乗り場はどういったところにありますか
自社単体での専用乗り場はありません。あくまでKMグループの一社として、国際自動車が設置している専用乗り場を利用させてもらっています。
特に入構数が多いのは、新宿の三越伊勢丹や日本橋の高島屋といった百貨店ですね。医療施設だと中央区明石町の聖路加国際病院や大学病院。あとは大手町を中心としたビジネス街にも、多くの方にご乗車いただける専用乗り場があります。
平均年収は昼日勤460万円、夜日勤630万円、隔日勤務540万円
——平均年収を教えてください
令和7年度の勤務形態ごとの平均でお伝えすると、昼日勤が月収で約38万円、年収で460万円。夜日勤が月収53万円、年収630万円。隔日勤務が月収で約45万円、年収540万円。これが現在の全体の平均です。
——未経験で入られた方の実績も伺えますか
どうしても幅がありますが、令和7年度の実績で比較的高い水準を安定して得ている方を挙げてみますね。
昼日勤では、21歳の女性が1年目で月収50万円を超えるくらい。もう1名、23歳男性で千葉県出身の方も、1年目で月収52万円くらいでした。
夜日勤だと、57歳男性で大分のご出身の方が2年目で月収70万円。同じく58歳男性で都内出身の方も、2年目で月収63万円です。
隔日勤務では、40代女性で兵庫県出身の方が2年目で月収53万円。27歳の男性で千葉県出身の方も、2年目で月収55万円でした。
——最高年収はどれくらいになりますか
1,000万円を超えていきますね。特に夜日勤や隔日勤務の方です。在籍ドライバーが約670名で、そのうちトップ5名ほどが1,000万円というところです。
営業収入が高いドライバーは、乗務日報を持ち帰って研究する
——800万円以上稼がれる方には、どんな共通点がありますか
当然ながら、多くのお客様が集まる都心部を中心に、都心3区からその周辺の区で営業している方が多いですね。
ただ一番は、地理の習得です。地理の知識を高めていくことで、行った先行った先で営業ができる。無駄なロスなく、お客様にご乗車いただく機会をどれだけ多く持てるか。そこを意識しながら、限られた地域に絞るのではなく、営業区域である東京23区と武蔵野市・三鷹市という広い区域のどこに行っても営業できる。そのくらいの地理の習得があるからこその営業だろうと見ています。
——時間帯やエリアを読んで先回りするような、勘と経験の部分もありますか
当社のトップクラスの姿を見ていると、毎日自分が乗務した乗務日報のコピーを必ず持って帰るんです。
それで何をしているのか以前聞いてみたんですけど、今日の営業の中でどこに無駄があって、どの時間にお客様と遭遇できなかったのかを研究しているんですね。
この時間このあたりでお客様に会えなかったから、次はこう変えてみようか、と。そういう研究熱心なところがあるからこそ、スキルも上がっていくのではないかと考えています。
漫然と、ただ流して走っているわけではない。限られた勤務時間の中でどうすれば効率よく営業できるのかを、常に考えているように見受けられます。
——そういう方は、配車アプリと付け待ちと流しのどれかに偏っているのでしょうか
バランスよく、まんべんなくですね。これは自分には合わない、と何かを嫌うようなことをしない。全ての道具を自分の中に取り入れて、その先その先で最も効率のいい営業をしていく。そういう方が多いです。

中国駐在から帰国した56歳男性のケース
——未経験からスタートして活躍されている方を伺えますか
未経験の方は、皆さんすごく一生懸命やってくださるんですね。他産業からこの仕事に就くと、何とか成功していかなくてはならないということで、頑張って働いていただく。だからこそ数字も安定してきている方が大変多いです。
1人目は、直近まで海外で仕事をされていて、それを終えて日本に帰国してきた方です。
もともと愛知県安城市に住んでいた56歳の男性で、未経験・養成で入社されました。以前は中国で仕事をされていて、自動車メーカーで最終的には現場の責任者まで務めておりましたが、コロナの影響で中国での仕事がなくなり、やむなく帰国せざるを得なくなってしまった。年齢的に他産業の仕事はなかなか厳しい。ただ自分の努力を積み重ねて、それを所得につなげていければ、というところで入社されたんです。
——入社後はどのように働かれているのでしょうか
正直、当初はそこまで大きな成果にはつながらないかなと思っていたんです。ところが、積極的にいろんなことにチャレンジして試していくんですよ。
未経験ですからはじめは昼日勤で現場に出ていただいたんですが、ある程度経験を積んだらすぐに隔日勤務で働きたいです、今度は夜日勤をやりたいです、と。現在は夜日勤で、平均以上の営業収入をしっかり残せるくらいになりました。成功した事例の一つですね。
主婦から隔日勤務のトップクラスへ。40代女性のケース
——ほかの方はいかがでしょうか
2人目は40代の女性ドライバーで、ご主人の仕事の関係で上京してきた方です。もともとは兵庫・神戸のご出身でした。
以前は主婦だったり、アルバイトだったりということしかやっていなかったんですね。ご縁あってご主人と一緒に東京へ来られて、ご主人はもともとタクシードライバーで。じゃあ私も時間に余裕ができたから、ちょっとタクシーをやってみようかな、という感じで始めた方なんです。
——実際に働き始めてからはいかがでしたか
そんな気持ちで面接に来られたので、無理なく昼日勤で働いてくれればいいかな、と思っていたんですけど。始めてみたら、昼日勤ではなく隔日勤務で勤務されています。
丸1日にわたる長時間勤務を難なくこなしながら、営業収入も毎回10万円弱をしっかり築いてくる。当社の隔日勤務の女性ドライバーの中でも、トップクラスで安定して営業収入を上げているドライバーです。
友人4人を呼んできた。20代男性のケース
——3人目はどんな方でしょうか
3人目は20代の方で、この方も全く違う産業から入ってきました。隔日勤務で、同世代の方々より多くの年収を稼ぐくらいに成長してくれています。
——ご友人を紹介してくださっているそうですね
自分がそこまで成長したものですから、周りの友人たちに声をかけてくれているんですよ。実際、このドライバーが呼んできてくれたのが4名。同じ20代の方々に入社していただきました。。
おそらく、自分が成功した仕事の進め方をみんなで共有しながらやっているんでしょうね。後から入ってきた方は全員未経験ですが、少しずつ数字が伸びてきているのが見えます。いい形で同年代の仲間たちで展開できているように見受けられますね。
伸びる方に共通するのは、決めつけないこと
——なかなか伸びない方には、どんな傾向がありますか
自分の中で「これはこうだよね」と決めつけてしまって、本当に小さな部分でしか対処できない方は、なかなか伸びてこないと思います。
——逆に、伸びていく方はいかがでしょうか
よくも悪くもいろんな情報を自分の中に取り入れて、それが自分にどう作用するのかを見ていく。そうやって取り込みながら仕事の幅を広げられる方は、やはり成長の幅が大きいのかなと感じています。
会社としても営業のサポートはしますので、ぜひ会社の地盤があるなかで個性を発揮頂ければと思います。
おわりに
乗務日報のコピーを持ち帰り、どこに無駄があったかを毎日振り返る。地理を覚えて、営業区域のどこにいても営業できるようにする。配車アプリも付け待ちも流しも、どれかを嫌わずに使う。営業収入を伸ばしているドライバーに共通していたのは、どれも特別な才能ではなく、仕事に真摯に向き合うことができるかどうかでした。
東京太陽株式会社の求人は、newジョブに掲載しています。未経験からタクシー運転手に挑戦してみたいという方はお気軽にご登録ください!


